経済産業省近畿経済産業局 中小企業政策調査課(公式)

近畿経済産業局 中小企業政策調査課です。年間1000社の企業訪問でみつけた変革の兆しを…

経済産業省近畿経済産業局 中小企業政策調査課(公式)

近畿経済産業局 中小企業政策調査課です。年間1000社の企業訪問でみつけた変革の兆しを関西からお届けします。 経済産業省ソーシャルメディア運用方針 https://www.meti.go.jp/sns/sns_policy.html

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KIZASHI

近畿経済産業局では、企業の変革のための挑戦を捉え、2025・2030年の先、将来を見据えた変化の「兆」として紹介するために、「KIZASHI  [関西おもしろ企業事例集 - 企業訪問から見える新たな兆(きざし)]」として、作成、公表しています

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あらゆる方向から光を捕捉、球状太陽電池からGXを実現!(スフェラーパワー株式会社)

「太陽電池といえば平板」という既成概念に疑問を持ち、太陽電池を球状にしてあらゆる方向から光エネルギーを捉える方がより効率的ではないかと考えたのがスフェラーパワー株式会社です。 大手電機メーカーで宇宙用太陽光発電に携わった経験を活かして、独立後にスフェラー®を開発し、現在は様々な用途開発に取り組んでいる同社代表取締役会長の中田仗祐さんに話を伺った。 既成概念に一石を投じる、三次元受光の球状太陽電池スフェラーパワー株式会社は、直径1~2㎜の球状太陽電池「スフェラー®」を用いて

回収したら埋めずに活用、CO₂の再資源化からGXを実現!(株式会社Eプラス)

物理学への探究心と環境保全への思いが原動力株式会社Eプラスは、CO₂の削減をはじめとした環境対策技術開発と関連製品の製造販売を行っている大阪の研究開発ベンチャー企業です。 「美しい地球を、次の世代に残したい。」というビジョンを掲げ、CO₂の分離回収技術のほか、CO₂を燃料化する再生技術や肥料化技術・高効率の水素製造技術・放射能対策技術等、多くの技術開発を行っています。 もともと技術系の出身ではなかったものの、50代になってから大学で物理学を学び、修士号を取得するなど、強い

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高性能ガス分離膜によるCO₂分離回収からGXを実現!(株式会社OOYOO)

世界に存在感を示す京大発スタートアップ株式会社OOYOO(ウーユー)は、空気やその他のガスを分離・精製するガス分離膜の製造技術をコアに、世界のCO₂削減に貢献することを目指す京都大学発のスタートアップです。 同社は、2023年11月30日から2週間にわたりアラブ首長国連邦(UAE)で開催された「COP28」(※1)で、各国の革新的なテクノロジーを展示する「スタートアップ・ビレッジ」に日本から出展する10社に選ばれるなど、今注目度が高まっています。 社名の「OOYOO」は「

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日用プラ製品を置き換え DACプラからGXを実現!(株式会社ベホマル)

株式会社ベホマルはバイオマスCO₂吸収材の開発・製造・販売を行う滋賀県に所在するスタートアップ企業です。 立命館大学のインキュベーターに拠点を構え、産学共同で研究を進める同社の代表取締役社長の西原麻友子さんに話を伺いました。 日常生活の視点で地球温暖化に立ち向かう同社の樹脂添加材をプラスチックに混ぜることで、大気中からCO₂を吸収するDAC(※1)プラ製品に変えることが可能となります。 近年、世間の環境への意識が高まる反面、消費者や事業者からは、具体的にはどのように行動す

KIZASHI "MEETS" 地域未来牽引企業

経済産業省により選定された地域経済の中心的な担い手となる企業「地域未来牽引企業」の挑戦をまとめました。

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国内を代表するスチールラックメーカー~企業の成長は社員の成長と共に~(三進金属工業株式会社)

関西を走る阪神高速4号湾岸線を南に走っていると、関西空港に向かう途中で左手に見える看板。 車で通ったことのある方は見られたこともあるかもしれませんが、何の看板かご存じでしょうか? 大阪府泉北郡忠岡町に本社を構える三進金属工業株式会社の総合配送センター兼塗装工場の看板ですが、同社はOEM主体の企業であり、世間一般の知名度は高くありません。 しかし、実は今や物流倉庫・工場等には欠かせない産業用スチールラックのメーカーとして、売上・生産量共に日本一を誇っています。 高度な開発力

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100年を紡ぐ伝統。未来へ織り成す挑戦。(株式会社松川レピヤン)

株式会社松川レピヤンは、高度な技術によって繊細なデザインや1つ1つ異なる柄の織ネーム(ネームタグ)・お守り袋・ワッペンなどの織物を製造している会社です。 大正時代に創業し、2025年3月で創業100周年を迎える“越前織”の老舗企業。 その伝統的な技術と新たな挑戦に迫ります。 高い技術で織り上げる松川レピヤンの“織物”同社は1925年に福井県坂井市丸岡町で創業しました。 丸岡町は古くから“越前織”が栄えてきた町で、織物の糸屋や問屋が集まっており、織ネーム生産量では日本一です。

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「I will」の精神で喜びや感動を提供し続ける(岩崎工業株式会社)

奈良県に本社を構える岩崎工業株式会社は、普段の生活の中で使っているランチボックスや食品保存容器、冷水筒、ゴミ箱などのプラスチック家庭用品や医療器具を中心に開発・製造・販売を行っている企業です。 今回は、技術力と感動をもって世界のトップランナーを目指す社長の岩崎さんに熱い想いをお聞きしました。 セルロイド加工からスタート岩崎工業株式会社は、プラスチック家庭日用品雑貨、医療器具等の開発・製造・販売を主軸に、家庭日用品雑貨は「Lustroware(ラストロウェア)」、医療機器は「

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誘電加熱技術で市場を熱くする~顧客の困りごとを装置で解決するソリューションカンパニー~(山本ビニター株式会社)

金属に代表される導電体以外の素材を内部から加熱でき、産業用の加熱プロセスの合理化・効率化や省エネルギー化など、無限の可能性を有する高周波やマイクロ波による誘電加熱。 創業以来その技術を磨き続け、誘電加熱装置メーカーとして様々な素材の加熱を実現してきたのが、大阪市天王寺区に本社がある山本ビニター株式会社です。 電波による誘電加熱装置は、例えると大きな電子レンジのようなもので、高周波やマイクロ波を発生させ、物質を内部から温めることができます。 山本ビニターの製造する装置は、木

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KIZASHI "MEETS" はなやかKANSAI

2025年の開催が予定されている大阪・関西万博。 海外から日本への注目が高まるこの絶好の機会に、海外からの観光客や留学生、日本に在住する外国人の方を魅了し、日本の魅力アップを目指す挑戦をご紹介します。

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留学生の活躍を後押しするための、"実践型インターンシップ"(一般社団法人Transcend-Learning)

外国からの留学生を対象に特徴あるインターンシップを行っている一般社団法人Transcend-Learningという団体があります。 Transcend-Learningは、関西大学を中心に18大学が集まったコンソーシアム「SUCCESS」と連携して留学生への就職支援を行っています。この連携により18大学それぞれに属する多様な留学生がプログラムに参加しやすくなります。また同法人が行っているプログラムのメリットや成果などを各大学が有する発信ネットワークを活かしたPR活動などを行

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インバウンドの人も安心して日本滞在ができる社会を目指す、「救急タグ」普及に向けた取組~(株式会社モンキャラメル)

株式会社モンキャラメルはオリジナルキャラクターやアニメーションの製作を主に行っている会社です。 そんな同社は現在、消防局や大学病院など関係機関を巻き込み、共同研究・検討を繰り返しながら、インバウンドの安心・安全な日本滞在ができるよう「救急タグ」の取組を進めています。 今回は同社を中心に進めているこの取組についてご紹介します。 アニメーション動画作成から救命救急の世界へ2014年ごろから救命処置の動画を作成したことをきっかけに、救命救急の現場はパンク寸前の状況にあることを知っ

産業遺産から生み出される地域の活性化「ヘリテージ・ツーリズム」(NPO法人 J-heritage)

日本が近代化、経済成長を成し遂げたことを物語ってくれる貴重な遺産・史跡のことを「産業遺産」と言います。これらの遺産を後世に残していくための保存活動とともに、遺産のひとつひとつが持つ価値や魅力を伝える「ヘリテージ・ツーリズム(※)」を企画、運営しているのがNPO法人J-heritageの前畑 洋平 さんです。 関西を中心に産業遺産を巡るヘリテージ・ツーリズムの企画及び実施、産業遺産とその背景をより知ってもらうための広報活動、その他VRを用いた体験型ツアーの制作など幅広い挑戦を

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KIZASHI "MEETS" ものづくり日本大賞

「関西おもしろ企業事例集KIZASHI」と「ものづくり日本大賞」がコラボして受賞者をご紹介するスペシャルマガジンです。

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化学的にデザイン可能な細孔空間を持つ多孔質炭素「クノーベル®」の工業製品化(東洋炭素株式会社)

燃料電池の材料など、様々な分野で活用が期待されている多孔質炭素。その誕生のきっかけは、実は偶然の産物だったとか。今回ご紹介するのは、そんな多孔質炭素「クノーベル®」を”どこにもないモノをつくる”社風のもとで開発し、栄えある「第9回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞」を受賞された、東洋炭素株式会社の森下さん、田尾さん、塚本さん、初代さん、高田さんです。 “やってみなはれ”のものづくり  「炭素材料」は地球上に豊富に存在する持続可能な資源として、古来より人類が慣れ親しんできた身

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治験DX!常識を覆す便利さと超高セキュリティで医薬治験業務プロセスの効率化を実現(株式会社ビットブレイン/株式会社EP綜合)

新薬が患者の元に届くまでには、規制当局の承認と、新薬の有効性や安全性、品質等を検証する「治験」をクリアしなければなりません。 この治験プロセスにおいて大幅な効率化を実現し、栄えある「第9回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞されたのが、福井県のIT企業株式会社ビットブレインの斎藤さん、新野さん、片山さんと、治験業務支援の国内大手である株式会社EP綜合の畠山さん、高松さんによる開発チームです。 ”治験プロセス”の課題  治験には「SDV(Source Document Veri

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独自の光学設計とナノ加工技術の活用により実現した空中映像表示素子の開発(株式会社パリティ・イノベーションズ)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により「非接触」という言葉がよく聞かれるようになりました。様々なスイッチなど「接触」を基準に考えられていた社会のシステムを、まるでSF映画やアニメのような「空中映像」という次世代映像技術の実現により変えようとする企業が東大阪にありました。 そんなワクワクする未来に向けた挑戦で栄えある「第9回日本ものづくり大賞優秀賞」を受賞されたのが、株式会社パリティ・イノベーションズの前川さん、前田さん、Foucherさん、直木さん、田中さん、亀島さんの6

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前処理2日を15分に!メタボローム分析前処理技術と自動化装置の開発(株式会社アイスティサイエンス)

メタボロームという言葉を聞いて、ドキッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。健康診断で耳にする機会が多いかもしれませんが、実はメタボロームとは「代謝物(アミノ酸・有機酸・糖・脂肪酸など)」を意味する言葉で、アカデミアではもちろんのこと、医学や食品、農業などの分野で、分析対象として活用されています。 しかし、その分析は一筋縄ではいかず、採取したサンプルを分析装置にかけるまでの前処理や、分析作業の繁雑さが課題でした。 そんなメタボローム分析(メタボロミクス)について、時

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